Fertilizer 微量要素肥料
ガラスの原料を変えることで様々な機能を付加できるガラスフリットの技術は、農業の分野でも生かされています。TOMATECならではのノウハウを生かしたユニークな製品として知られているのは、微量ながら農作物の正常な発育に欠かせない6要素(マンガン・ホウ素・鉄・亜鉛・銅・モリブデン)をフリット化した微量要素肥料「F・T・E(エフ・ティー・イー)」。
従来の水溶性の肥料では、水とともに流れ出してしまうことも多かった栄養素を、長い期間をかけて着実にあたえることができ、過剰害の心配も少ないため、高品質な農作物を生産する多くの農家で活用されています。
ガラスは、土の中で徐々に溶けていくことをご存知でしょうか。その性質を利用したのが、このF•T•E(微量要素肥料)です。微量ながら、農作物が健全に生育するために欠かせない、マンガン・ホウ素・鉄・亜鉛・銅・モリブデンという6つの要素を、TOMATECの釉薬(ゆうやく)製造技術を応用してガラスの肥料として製品化。これらの微量要素が、農作物の生育期間中にゆっくり溶けて吸収されるように作られた、環境にやさしいガラス質の総合微量要素肥料です。製品は、それぞれの土壌の条件にあわせてご提供できるため、地域ごとの特性にあった最適の状態で農作物を育てることができます。
マンガンは植物が光合成するときに必要不可欠な元素で、植物の必須元素の一つです。マンキチ30号は、く溶性でゆっくり溶ける特徴があり、肥料効果がマイルドで長く持続します。また、マンガン成分が高いので少ない施肥量で効果があります。マンガンの成分単価は水溶性の硫酸マンガン肥料より安く、マンガン欠乏対策や土づくり肥料として広くお使いいただけます。販売地域限定ですが鉄を強化した水稲用の鉄入りマンガン肥料もあります。
養液栽培用配合肥料M-plus
微量要素6成分(P-1号は5成分)を配合した養液栽培用の微量要素肥料(粉末)です。高純度のEDTA金属塩を使用し、養液栽培のほか、葉面散布や潅水施肥にも使用できます。養液栽培用配合肥料M-plusは、多量要素・微量要素の両方を含んだ配合肥料です。通年栽培を安定化、配合肥料でトップクラスの低価格。包材にこだわり性能保持を実現しています。
総合微量要素肥料F・T・Eを動画で紹介。
製品特徴のほか、散布する際の使用方法や、
作物ごとに対する効果もご覧いただけます。
- F•T•E 1号 ダウンロード
- ミネラス ダウンロード
- アグリエースE-10号/11号/12号 ダウンロード
- アグリエースH-1号/11号
- アグリエースS-30/32号 ダウンロード
- アグリエース Fe-41号
- ハイボロン B-15号 ダウンロード
- マンキチ30号 ダウンロード
- マンキチ粒状T-21号
- 36ほう酸塩肥料 ダウンロード
- 48ほう酸塩肥料
- 硫酸マンガン肥料 ダウンロード
- 液体マンガン ダウンロード
- 微量要素P-1号 ダウンロード
- 微量要素W-1号 ダウンロード
C-:クエン酸可溶性、W-:水溶性
※F・T・E アグリエースは、全国の農業協同組合(JA)でお求めください。
※地域によっては取り扱いのない銘柄もございますのでご了承ください。
※くみあい微量要素P-1号、くみあい微量要素W-1号は養液栽培用肥料です。
養液栽培用配合肥料 M-Plus のお買い求めは下記にてお願いいたします。
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No.17 なすに対するFTEの施用効果(2017年度)
PDFを開くNo.16 ダイコンに対するFTEの施用効果
PDFを開くNo.15 カンショのホウ素欠乏
PDFを開くNo.14 キャベツに対するFTEの施用効果
PDFを開くNo.13 マンガン欠乏と苦土欠乏
PDFを開くNo.12 白ネギに対するFTEの施用効果
PDFを開くNo.11 キャベツのホウ素欠乏
PDFを開くNo.10 ヒマワリのホウ素欠乏
PDFを開く農家の皆様のお役に立つためには、私たちも同じ視点にたってF・T・Eの効果や使い勝手を確かめる必要があります。そのため、TOMATECでは自社農場を設けてテスト栽培を行い、農家の皆様に安心してお使いいただける信頼性の高い製品づくりに役立てています。
長い時間をかけて大切にじっくりと育てられる農作物。F・T・Eの製品化づくりのためには、長期連用試験も欠かせません。TOMATECは、同じ土壌に20年以上試験連用し、適量を使用する限りにおいて、成分の過剰な蓄積や土壌の変質がないことを確認しています。
土壌に対する安全性だけではなく、農作物の発育に対する確実な効果も実証するため、TOMATECでは、自社農場で様々な農作物を試験栽培し、すべての製品をテストしています。
高品質な製品づくりのために、TOMATECでは基礎研究にも力を入れ、得られた研究成果を日本土壌肥料学会などで発表するなど、業界全体の発展にも貢献しています。